横須賀市立追浜小学校

　突如、体育館に現れた巨大ドーム。一歩足を踏み入れると、そこは横須賀から見える星の数々。思わず子ども達の喚声がドーム内に響き渡りました。自分の星座はどれかなと探していると、時折一瞬で消えていく流れ星。これはチャンスとばかり、たくさんのお願いをしました。
　これは４．６年生を対象に開かれたプラネタリウム教室での様子です。講師は、東京に事務所を置かれているプラネタリウムワークスの、なんと本校出身の先生でした。自己紹介からユーモアあふれる口調でやさしく語り掛けてくださり、星座のこともとても分かりやすく説明をしていただきました。映し出される星空は、横須賀からの夜。時刻も掲示して、実際に体験しているような感覚になります。
　この夜は、夏の大三角と冬の大三角が同時に空に輝く季節でもあり、その星々の見つけ方も、自分の手のひらを使ってやると分かりやすいことも役立ちました。また、時間の早送りによって、星座の移動の仕方もシミュレーションしてくださり、月や地球の満ち欠けのことも理解することができました。
　最近はどうでしょう。なかなか夜空を見上げることも少ない毎日かと思います。地方に出かけて見上げる数多の数の星を見ていると宇宙の神秘さに感動をします。また、星空観察をした方は経験があるでしょうが、時折夜空を観察していると、ひときわ早く移動する光があります。それは実は地球の周りをぐるぐると回っている人工衛星だと講師の先生から説明を受けました。是非、自分の目で星空を観察しながら、時には人工衛星や流れ星なども見つけられたら楽しいですね。
　楽しい貴重な時間となったプラネタリウム教室でした。このような体験的な学びを大切にしておいて、今度は自分の目でも星空を探究していってほしいものです。