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子ども達の9年間の学びを支える
市内一斉に行われている小中一貫の日。本ブロックでは、小学校2校において授業公開を行いました。関連する小中の学校の教諭が授業を参観して、子ども達の学びの様子について話し合い、さらに小学校と中学校の教育観を共有し合っていきました。
本校では、3年生以上と特別支援級で授業を行いました。3年生は国語、ちいちゃんのかげおくりで、登場人物を通して思いやりの気持ちを考えていきました。
4年生は外国語活動、今まで準備をしてきた野菜や果物のお店のオープン。買い物場面を通して、豊かなコミュニケーションを広げていきました。
5年生は、社会科で様々な名産とその産地を調べて、世界に目を向けていきました。
そして、6年生は、算数の体積の学習。自分の考えをまとめた後に、互いに意見を交流し深め合っていくことができました。
授業後の検討会ではグループに分かれて、それぞれが見付けた子ども達の良さや可能性を出して、交流し合いました。
中学校の先生から子ども達が主体的に学んでいる様子を価値付けていただくことばもたくさん聞かれました。
「授業中にお互いに情報交換し合いながら、子どもたち同士で分からないことを聞き合うことができている。この姿勢は中学校になってもさらに高まっていくことが期待できる。」
「一人一人が教室で主役になっている。一人の発言をクラスのみんなが受け止めている学習集団だった。」
「小学校の先生が、まずは子どものできている部分に着目して、温かいことばがけをしている。それを見習いたい。」
このように、小学校の日頃の取り組みを評価していただけたことは大変うれしいことでした。
一方で、小学校でしっかりと身に付けさせていかなくてはいけないことも多々あることも確認できました。小学校は小学校で指導すべきこと、中学校は中学校だからこそ伸ばしていけることがあります。そのような互いの教育を尊重し合うことも大切に、ますます小学校と中学校の連携を深めて、よりよい教育を進めていきたいと思っています。
公開日:2024年11月13日 10:00:00