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津波からの避難訓練~自分の命は自分で守る~
「訓練、訓練」のアナウンスとともに緊急地震速報の音が校内に響きました。子ども達はいつもの行動を取り、安全確保に努めます。揺れの収まりを待って、防災ずきんをかぶり校庭に速やかに集合しました。誰もおしゃべりなどせず集団避難ができました。
しかし今回の訓練は終わりません。地震の後の大津波警報が発令されたとの想定の連絡を聞いて次の避難を開始しました。
約1.5Kmほど離れたお隣の小学校を目指します。緩やかではありますが、それは坂道を登って行くものです。今回初めての試みです。ハザードマップではある程度の安全は確認できていますが、想定外を想定することの必要性を持って訓練を実施しました。子ども達はみな、「おかしも」を守り黙々と目的地を目指して行動していて、とても素晴らしかったまです。
高台にある小学校に着いてから、校長より訓練することの大切さを話しました。訓練でできるようにすることが必要。それは訓練でできないことは本番でもできないからです。
それでもいざ災害が降りかかって来た時、落ち着いて安全な行動は取れるものなのでしょうか?
「凍りつき症候群」というお話も伝えました。それは実際の災害時に適切な行動をとることかできたかという調査です。
100人中冷静に対応できたのは10人だということです。実際には怖くて身体が動かないというのは確かに想像すると、よくわかります。
あらためて子ども達にも普段の訓練を大切にすることの意味を考えてもらいました。
訓練を終えてゆったり坂道。軽快な足取りで、私達の学校へと戻ってきました。
公開日:2024年11月21日 09:00:00