カテゴリ:全体
わかる授業づくり~授業研究~

カテゴリ:全体 わかる授業づくり~授業研究~
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 本校では、子ども達が「わかる」「楽しい」「充実感のある学び」を実現するために、教師の授業力向上に取り組んでいます。
 その一環として2年生の算数の授業で、市内の先生方とともに指導案を検討し授業改善に努める取り組みをしてまいりました。これはその研究授業の様子です。
 授業の単元は「箱のかたち」。担任の先生は、子ども達が大好きなお菓子の箱を使い、箱の形にもいろいろな特徴があることに関心を持たせ、探求意欲を引き出しました。
 授業の目標は、自分達で、オリジナルの箱作りに挑戦しようというものです。しかし、先生の用意した箱の面がバラバラになってしまいました。
 そこで、みんなで1枚1枚が、箱のどこの面にあたるのかを考えることにしました。2人ペアで試行錯誤しながら、混ざった紙からできるものは、サイコロのような形と細長い四角の形であることを見事に発見しました。
 子ども達は楽しく考え、意見を交わしながら、対話的で協働的な学びを深めていきました。
 授業後には市内の先生方で振り返りを行い、子ども達の主体的な取り組みが見られたことを大いに評価していただきました。そして今後もよりよい授業づくりについて意見を交換しました。教師も、こうして研鑽を重ねて学んでいます。
 そして後日、この続きの授業も工夫と改善を重ねていきました。今度は棒を使って、立体を組み立てることに挑戦しました。立方体をつくるにはいったい何本の棒が必要か予想を立て、それを確かめる授業でした。
 粘土と棒を使ってつないでいきます。もちろん一人では、立体の箱の形にはできません。班のみんなの協力の甲斐あって箱の形ができあがっていきました。
 棒の数や角の数を数えて、立体的な空間概念をしっかりと磨いていくことができたようです。
 これからもこのような子ども達の達成感のある授業を創り上げていきたいと思います。

公開日:2025年02月21日 09:00:00