横須賀市立追浜小学校

　冬晴れの日、６年生は、待ちに待った最後の校外学習に出かけました。これまでの小学校生活のまとめとする集大成校外学習です。朝、追浜駅に集合した時のワクワクした気持ちは、みんなの顔に表れていました。
　京急線に乗り込み、金沢文庫へ向かいます。最初の目的地の称名寺に到着。境内はひっそりと静かで、まるで時間が止まったかのよう。鎌倉時代からの歴史を感じながら、みんなで境内を散策しました。梅やロウバイが開花し、池はうっすらと氷が張っていました。
　次の目的地、八景島シーパラダイスに到着。今回はバックヤード見学を通して学びを深めました。普段見ることのできない水族館の裏側の体験はとても貴重な時間です。
　まず目に入ったのは、大きな濾過機です。これは水族館の海水をきれいに保つための重要な設備で、海の生き物たちが健康に過ごすために欠かせないものです。
　次に、餌づくりの様子を見学しました。イカやアジ、サバなどを手作業で、飼育する生き物の大きさに合わせて切り分けていました。とても大変な作業です。たくさんの餌づくりなど、生き物たちのために、細やかな配慮が必要なことに気づきました。
　さらに、大きな水槽。そこからバケツいっぱいのキャベツをちぎってまくと、ウミガメたちが何匹も寄ってきました。大きな口を開けて、パクリと食べる姿はとても可愛らしかったです。
　しかし、ウミガメたちが好物のクラゲと間違えてビニール袋を飲み込む事故など、プラスチックゴミの影響を受けていることも知り、私達の環境への配慮がいかに大切かを考えさせられました。
　見学の最後には、生態を調査する研究室にもお邪魔しました。ここでは、さまざまな研究が行われており、海の生き物たちの神秘について学ぶことができました。
　今回の見学を通じて、海の生き物のために自分達ができることや環境を大切にする取り組みについて考えることができたのが大きな学習の成果となりました。